「北アルプス山麓グランフォンド2021」公式アプリ
コロナ禍の開催をアプリで支援!日本最高クラス難度の山岳ライドイベント「北アルプス山麓グランフォンド2021」に公式アプリを提供。
2021年7月11日(日)

北アルプス山麓グランフォンドは、タイムを競う大会ではなく、北アルプスの雄大な自然と景観を、思い思いのペースで楽しみながら走るサイクリングイベントです。スペシャルクラス160㎞の獲得標高は、日本最高クラス難度の3,548mとなっており、日本全国から健脚自慢のサイクリストが集まります。
今年の大会は、新型コロナウイルスの影響で2年越しの開催となりました。
コロナ禍の開催にあたり、例年の参加人数の約半数規模となった今年、新しいツールを導入することになった経緯や実際の運用方法、導入結果、今後のご要望などを大会実行委員長を務める西沢様へインタビューさせていただきました。
01 導入の経緯
①提案を受けた際の印象について
以前から安全管理に対してのサポートツールは導入しておりました。
今年はコロナ禍での実施のため、安心安全の徹底と大会サポートスタッフの人員削減による影響も懸念していました。
本アプリの提案を受け、大会運営側の課題解決と参加者の安全にとって最良のツールであると思いました。
②導入決定となった要因
導入決定の1番の理由は、アプリのバッテリー消費について対策がされていた点と裏付けとなるデータについて開示があったことです。
従来の各種サイクリング向けのアプリは、スマートフォンのバッテリー消費が大きく、大会運営側としても参加者に対し積極的な利用を促進することを懸念していましたが、本アプリはその点が改善されていて安心して導入することができました。
また過去の大会では、台数限定でGPS端末をレンタルし、運営スタッフおよび参加者に当日配布し位置情報を把握していましたが、配布と回収の手間や、場所の特定に時間がかかるなど問題がありました。
本アプリでは、スマホで撮影した画像とテキストを投稿できるので、救援要請者が車両故障やケガの状況を正確に伝えることができる点と、GPS機能を利用し正確な位置情報を把握し迅速に救援することが可能な点が導入を決めた理由になります。
③導入にあたり関係者からのご意見
<ポジティブな意見>
・大会当日しか使用しない割り切り感が素晴らしい!
・ロケーションの特性上、電波状況の悪いエリアが存在します。アプリを導入することで、電波の悪いエリアにサポートスタッフを寄せ、良いエリアについてはアプリで対応することで、コロナ禍で少ないスタッフの有効活用が可能となりました。
・アプリのUIがシンプルでわかりやすく、参加者の導入障壁が低いと感じました。
<ネガティブな意見>
・参加者からスマホのバッテリー消耗について不安視されないか?と言った声がありました。
・コロナ禍で当社の運用サポートがオンライン対応になることについて、運営スタッフや参加者へのサポートに対し不安がありました。
02 導入実績および感想など
・ツール導入にあたり、オンラインでの運用サポート体制がしっかりしていたので不安なく当日を迎えることができました。
・事前に公式アプリのダウンロードを促す、参加者向けのリーフレットや大会公式サイトや公式SNSの告知のみで参加者の90%がアプリをダウンロードいただけました。
・アプリの位置情報を活用することで、従来約200箇所設置していた立て看板を大幅に外すことで、コスト削減につながりました。
・山岳エリアならではの天候急変時に、アプリのお知らせ通知機能を活用した天候予測を伝えられた事は参加者の安心安全に寄与できたと思います。
03 今後の要望など
・出走しないご家族や仲間がアプリをダウンロードしなくても、Webで位置を確認できるようになるとよい。
・ゼッケン番号を検索する事で、個別にタイムや走行距離が表示される機能があると尚よい。
・現在地の表示だけでなく、車のカーナビのように目的地までの所要時間がわかると素晴らしい。

04 最後に当社から
北アルプスの眺望をつなぐ、日本最高クラス難度の山岳ライドイベント。
かねてよりぜひ導入していただきたいイベントのひとつでした。
コロナ禍で対面での導入サポートが難しいなか、終始オンラインサポートとなりましたが、当初の不安も問題もなく無事に大会が実施されましたことを非常に嬉しく思います。
毎年多くのスタッフやボランティアの方が参加し大会を運営しています。少しでも大会運営の負荷を減らし、参加ライダーのみなさんの安心、安全をサポートするために今後も本アプリを改善し、さらに良いサービスとして提供できるように努めてまいります。